
意外と見落としがちなジンジャーシロップの保存期間と保存方法
最近では美容、ダイエットの分野ですっかり市民権を得た生姜を手軽に摂るべく、ジンジャーシロップを選ぶ女性がますます増えてきています。
中には手作りする本格派もいらっしゃいますが、意外と見落としがちなのがジンジャーシロップの保存期間と保存方法です。
せっかく手作りしたのに、またはせっかく購入したのに腐らせてしまった…という失敗が起こらないよう、今回は手作りした場合と市販のジンジャーシロップの保存期間と保存方法についてお伝えします。
市販のジンジャーシロップの保存期間と保存方法
今回の記事を書くにあたり、大手ジンジャーシロップメーカー複数社に問い合わせ、ジンジャーシロップの保存期間と保存方法について確認してみました。
ドクターベジタブルさんの「やさい屋さんの生姜黒蜜」
全て九州産の原材料を使用して水を一切加えず、純度100%、完全無添加が自慢のドクターベジタブルさんの「やさい屋さんの生姜黒蜜」は未開封であれば商品出荷後10か月を賞味期限としているため、常温保存で大体10か月程度は問題ないとのことでした。
製品自体は1本200mlのため、毎日飲むと約1か月分ということです。開封後は冷蔵庫保存にて2~3か月程度であれば品質は保たれるということで比較的消費期限が長い印象がありました。
アスリート家族さんの「長崎県産生姜シロップ」
発売後から3年半で380本を売り上げるなど売上好調なアスリート家族さんの「長崎県産生姜シロップ」は国産生姜を栽培する土や水、農薬にまで徹底的にこだわり、100%無添加で作られています。
未開封であれば1年間常温保存でき、開封後は冷蔵庫保存にて2~3週間で飲みきることがおすすめだそうです。こちらも1本200mlで1日大さじ1杯程度の摂取を推奨されており、そのペースで飲むと大体2~3週間で飲みきるということでした。
こちらの商品は比較的消費期限が短めに感じますが、お得な定期購入もあるそうで欠かさず飲みたい方には便利かもしれません。
ヴェーダヴィさんの「ジンジャーシロップ」
風味が高く、生姜成分が抜群に豊富なインドネシア産生姜を使い、国内工場で製造し、化学調味料、着色料、香料が無添加のヴェーダヴィさんの「ジンジャーシロップ」。
こちらも未開封の状態で場合であればおよそ1年、開封後は冷蔵庫保存で1.5か月程度ということでした。他メーカーの商品と比較しても量も消費期限もバランスが取れたジンジャーシロップと言うことができそうです。
手作りジンジャーシロップの保存方法と保存期間
ジンジャーシロップを手作りする場合に最も気をつけたいのが瓶の滅菌処理と付着した水分を取り除くことです。
瓶の滅菌は熱湯での煮沸消毒を行い、瓶詰するまで瓶の内側に素手で触れないことも重要なポイントです。煮沸する際は瓶本体だけではなく、瓶の蓋、あればゴムパッキンなど使用するものすべてを滅菌するようにしましょう。
また手づくりした後しばらく食べないのであれば脱気処理をすることによって長期間の保存は可能です(しかし脱気自体が正しく行えていないと効果がなくなり、1か月以内に腐らせてしまう可能性もあります)。
瓶詰する際に瓶に水分が残っていたら必ずキッチンペーパーなどで拭き取り、1摘も残さないようにしてから調理したジンジャーシロップを注ぎましょう。水分が残っているとカビの繁殖のリスクが増え、消費期限を早める原因になります。
食べる時や鍋から移し替える時に使用するスプーンも水分を良く拭き取ってから使うようにしてくださいね。
また保存には砂糖を使用する方が適していると言われています。糖度が高くなるほど保存期間が長くなると言われているので、手作りしたけれど保存が心配…と言う方は甘味料やハチミツではなく砂糖を使用することをおすすめします。
またジンジャーシロップを手作りし、2~3日で食べきれないと言う方は加熱調理するようにしましょう。中には生姜をハチミツに漬けておくだけで出来上がり、という簡単なレシピもありますが、残念ながら長期保存には向きません。
保存方法に関しては冷蔵庫保存がマストですが、大体2週間前後で食べきることを目安にしましょう。
今回は市販と手作りの場合に分けてジンジャーシロップの保存方法と保存期間についてご紹介しました。せっかく身体や美容に良いジンジャーシロップを使うのですから、その保存にも気をつけたいですね。手作りする方は特に滅菌処理と調理方法に気をつけて、美味しいジンジャーシロップが出来上がることを祈っています!